まだまだ発展途上のブラウザ界。
これだ!という完璧なブラウザは、永遠に出ないのかもしれないが。
ということで、主要ブラウザを振り返ってみる。
■Sleipnir2(スレイプニル)
元はアングラ界出身、とか言ってもいいのだろうか。
プロキシ切り替え機能を目玉とし、そっち系の人に広まった。
Sleipnir(オリジナル)の開発は、泥棒にパソコンを盗まれて終わったのは有名な出来事だ。
現在のSleipnir2の内容は、「上級者向け」というコンプセントで開発されている。
これは、開発やサポートの手間を最小限にしようということだろうか。
すなわち、上級者向けの機能を優先し、通常の機能は後回ししようということなのだろう。
上級者にとっても賛否が分かれるところだが、多機能よりも高機能勝負というのもいいかもしれない。
現在私が愛用しているのは、このSleipnir2だ。
タブブラウザとしては、かなりの出来ではないだろうか。
上級者が使う様々な機能を標準サポートし、動作も安定している。
といっても、満足しているわけではなく、欲しい機能はきりが無いほどにある。
現在、test6(いわゆるベータバージョン)が公開されており、使ってみた。
なんと、私がのこから手が出るほど欲しかった昨日の一つ、LINKタグのサポートが実装された。
これで、多くのタブの中から探す手間が大幅に節約できる。上級者必修機能だと私は思っており、
何故実装に消極的なのかずっと不満で、そろそろ見切りをつけて他に乗り換えようとしてたところだ。
しかし残念なことに、「お気に入り」までは対応していなく、依然として「お気に入り」の使い勝手はいまいちだ。
これは、お気に入りを使わずにソーシャルブックマークを使おうという啓示なのかもしれない。
将来にそなえて、その方が有益でもある。
しかしSleipnirの魅力は語りきれないほどにある。
セキュリティ関連にも強いし、ウェブデザイナーにも便利な機能がある。
たとえば、IEとGeckoをワンクリック切り替えが可能だし、並べて比べる機能まである。
これは他のブラウザに無い特徴的な機能だった。(現在ではブラウザ界標準となりつつある)
タブそのものの機能も、まっさきにあらゆる機能を実装し、快適なタブブラウジングを実現した。
現在のブラウザのあらゆる機能の先駆者であるとも言える。
タブ機能だけを見ると、Sleipnir2はダントツのトップである。
ただ、未だにプラグインを作るための仕様ができあがっていなく、そのため全体的に見ると機能が少ないのが難点である。
次第に他のブラウザにおいつかれ、追い越されるということが無いように願おう。
■FireFox2(ファイアーフォックス)
FireFox(オリジナル)からパワーアップして登場したオープンソースのタブブラウザ。
最初のFireFoxは、そのカスタマイズの柔軟性から史上最強のブラウザ登場かとまで言われた物だ。
しかし実際は、非常にコアな階層向けブラウザであり、結果的に非常に重く不安定なブラウザでもあった。
そして私も、最初使っていたが、まともに使うのは無理と判断し、使うのを諦めた。
そして登場したFireFox2。
オリジナルと違い、はじめからある程度の機能を実装している。
そのため、快適な動作と安定性の向上へと繋がった。
FireFox2の魅力はなんといっても、その豊富なプラグイン(アドオン)の数だ。
もともとオリジナルのFireFoxは、単体では何も機能を提供していなく、好きなプラグインをインストールして
ブラウザを組み立てるというコンプセントのものだった。
しかし、これには安定性に無理があると判断したためか、FireFox2ではかなりの機能が標準装備となった。
このブラウザは、豊富なプラグインで好みのブラウザを組み立てたい人にお薦めだ。
ただし、あまり機能を詰め込まず、最低限にとどめるように注意がひつようだ。
でなければ、かなりのパソコンスペックを必要とするし、不安定が発生するかもしれない諸刃の機能でもある。
■Lunascape4(ルナスケープ)
Lunascapeもついにバージョン4へと突入した。
Lunascapeとは、インターネットエクスプローラーのプラグインをそのまま使える数少ないブラウザの一つと思えば良い。
すなわち、インターネットクスプローらーからの乗換えが非常にスムーズと言えよう。
なんせ、今まで使っていたプラグインをそのまま使えるのだから。
4になって登場した機能の一つに、誰もが欲しがる注目機能がある。
なんと、フォームの入力内容を自動で保存してくて、入力内容を復帰することができる。
ブログ等の書き込みをオンラインで書いていて、誤って内容を消すことはよくあることだ。
でもLunascape4では安心、一発復帰となる。タブを閉じてしまっても大丈夫だ。
上記3つが、現在もっともお薦めの高機能タブブラウザ。どれも甲乙つけがたい特徴的な機能を実装してるだけではなく、タブブラウザとしての快適な機能を多く実装している。
さて次は、個人的に注目の次世代ブラウザを1つ紹介。
■Flock(フロック)
このブラウザは、Firefoxから発生したまったく新しい感覚のブラウザ。
新しいだけに、他のブラウザとはまったく異なるコンプセントで作られている。
コンプセントは、ソーシャルブラウザ。
そして、各ソーシャルサービスと連携させ、独自のインターフェイスを提供することをコンプセントとしている。
分かりやすく説明すると、ブックマークはソーシャルブックマークサービスが使え、
ブログ記事や写真共有サービスの投稿管理をブラウザ独自のインターフェースから行え、
ブログの記事に画像を貼り付けるには、写真一覧からドラッグアンドドロップするだけというものだ。
どれも私が欲しいと思っていた機能だ。
なんといっても、いちいちサイトに手動でアクセスする必要がなくて快適。
この記事も、Flockで書いてエントリーしている。
この形態のすばらしい所は、個々の独立したサービスの一元化にある。
そう、まるで一つのアプリの機能として個々のサービスを裏で利用できるわけだ。
しかしFlockはまだ早すぎたブラウザとも言える。
それがゆえに、受け入れられる人は限られてしまったようだ。
ソーシャルサービスが完全に定着したとき、このようなブラウザの機能の需要が一気に高まるとみられる。
というよりも、もほやブラウザの枠を超えた統合環境がゴールだろう。
ということで、未来のブラウザを予測してみる。
Flockが見せる可能性、Ajaxが見せる可能性。APIやRSSの可能性もある。
これから未来の姿を想像することができる。
従来のアプリの概念、ブラウザの概念がすでに崩れ始めている今、その先にあるものはすなわち、一体化であろう。
ブラウザはブラウザではなくなり、一つの統合環境を提供するシステムとなりえる。
すなわち、各サービスとの連携、スームレス化であり、ブラウザはその中の機能の一つとなる。
今までは、一つの企業が提供する複数サービスの連携にとどまっていた。
だがこれからは、その枠をこえ、ユーザーが個々のサービス選んでつなげて利用する時代がくるだろう。
これをどう実現するかはわからないが、Flockが一つのヒントを与えてくれたのかもしれない。